内藤忍さんの「マネー誌の『株主優待』と『1億円特集』はやめなさい」記事は、「そうはいっても」感に満ちている
かの有名な内藤忍先生がこのような記事を書いたようです。
ご自身も「60歳までに1億円つくる術」(幻冬舎)という本を出しているようですが、
内容は全く違うということでしょうか。。。
株主優待企画はそんなに多くない
確かに体感だとしょっちゅう見る気はしますが、優待という人気特集は様々なマネー誌が行うもの。たくさんの雑誌でやっていたら、それは多すぎるようにも感じます。
しかし、マネー誌は月刊のものが多く、年12冊は出ます。記事にあるような「特集」でいうと年2~3回にすぎません。基本は記事にあるように、「割安株」や「爆騰株(10倍株)」、「〇〇円で買える株」などの特集が多く、全体でみると、特に優待企画が出すぎとは言えません。
1億円企画はフローの確保の話も出てきているはず
「1億円特集」のような資産を築いた人の記事は、やっぱりPVも出るので、人気があるのは間違いないです。誰もが、他の人がどのように成功したかは興味があるのです(もちろん自分もです笑)。
ただ、記事中では、ストック(資産)があっても年々減ってしまうことへの恐怖、が書かれていますが、たいていの「1億円特集」は、年金や他の貯蓄性資金と合わせて老後に備える術も書かれています。極論を言ってしまえば、
「年金(フロー)はもうあるし、そうまで言うなら、ストックをしっかり築いて、そこから高配当株や分配型投信、分配回数の多いリートをたっぷり買えばいいんじゃない」とも思うのですよね。
でも大丈夫! 来年はフローの確保の話が絶対増えるよ!
この1月でNISA拡大,ジュニアNISA導入のお話が済むと、次は確定拠出年金の加入者拡大の話題が、必ずマネー誌、マネーサイトに増えてきます。理由は、
①17年の制度改正の影響が大きく、対象者数が大幅に増える
②確定拠出年金のおトクさは大きい
ことがあります。
確定拠出年金は、間違いなく老後のフローの話ですよね。
年金と個人型確定拠出年金(DC)、財形、投資収入などをどう使い、フローを確保するか。自分もまだDCは入っていないので、今後のマネー誌、マネーサイトの特集はしっかり読み込むつもりです。